ムシバ(虫歯)と神経

近年、減少したといわれるムシバの数。
・・・しかし歯科医師がムシバ治療をしない日はありません。まだまだ多い!

磨き残しは、ゆっくりと“痛みの出ないムシバ(虫歯)”を作る原因となります。

上から見ると…  磨き残しの多い赤い部分からムシバになることが。


横から見ると…  自分では見えないし、痛みもないから、悪化しても気付かない。






できるだけ早い治療が、ミニマムな治療で済み、長期的に歯を保つ治療です。


歯が溶けると、ムシバがもっと悪くなる!

…ビールもご用心!?
ムシバ菌のつくる“酸”によって歯が溶ける・・・だけじゃない!

“酸蝕症”

① 食事をするたびに、口内環境は誰でも酸性に偏ります。

食事の間隔がひらいていることで、唾液の作用により通常の口内環境ph6.7に戻ることができます。
(再石灰化)





Ph5.5よりも酸性に傾くと歯は溶ける。

間食が多いと、口内環境が酸性に偏っている時間が増えるため、歯が溶けるとともに、ムシバ菌の侵食を手助けする結果になります。

 

 

② コーラやサイダーがムシバになりやすいのは、糖分だけじゃなく炭酸だから。
  炭酸水・・・自体が酸性。
  そのため頻繁に飲むとハイボールでも酸蝕症やムシバになりやすい。

コーラのphを計測してみると、ph2.4・・・とても強い酸性です。
コップに注いだまま、6時間後・12時間後・24時間後と再計測してみると、「炭酸が抜けた甘い砂糖水」になっても、phは【2.4】のままでした。
寝ている時のヒトの唾液量はものすごく低下します・・・つまりphを中性に戻す能力が弱い時間帯が「睡眠時間」です。
そんな時間帯に口内環境がコーラなどによる酸性化してしまえば、歯は溶け続けることになります。
溶けやすくなっている歯には、ムシバ菌が楽に侵食できるのでムシバが増えます。


ちなみにビールを計測してみると

唾液検査でも用いるph測定器で、缶ビールを調べてみると “ph3.7”
…ちなみに気の抜けた12時間後に計測しても “ph3.7”
…念のために更に放置した24時間後の計測でも “ph3.7”
ビールを飲んだまま寝る習慣がある人も要注意!


③ その他
ストレス過剰による胃酸過多も酸による影響が歯に出ることもあります。
酸を吸い込む可能性のある職場・シンナーの常習など、気化した酸を吸う人は前歯から溶け始めることもあります。

ここでワンポイント!
1晩、磨かなかったからといって、すぐに悪化する事はありません。けれどもこれらのような習慣が頻繁に積み重なり、口内環境のコントロールを手抜きし続ければ、確実に悪化してしまいます。

食後・飲酒後・睡眠直前は、歯を磨くか、最低でも水でブクブクうがいをしてください。ちょっとした“歯にイイこと”を積み重ねてあげましょう。

 

あっぷるいーと吉祥寺歯科での虫歯治療に関する主要一覧表

  保険 自費 無料(治療同時施行)
検査 ムシバ検査 歯列矯正検査 歯冠色調検査
ブラッシングレベル検査 唾液機能検査
動揺度検査 毛髪ミネラル検査
X線パノラマ検査 CT検査
口内写真検査 日和見感染菌培養検査
模型検査
治療 ムシバ治療 審美歯冠修復 ブラッシング指導
保険用欠損歯修復 自費用欠損歯修復 栄養指導・アドバイス
無髄歯漂白 クリーニング・PMTC
咬合調整 歯列矯正
入れ歯・差し歯 咬合再形成
顎関節治療 顎位機能矯正
オーラルトリートメント
歯冠 レジン ダイレクトボンディング
形態 ノンプレシャスメタル プレシャスメタル
修正 ハイブリッド
素材 セラミック
メンテナンス 各種検査 各種検査 各種検査
クリーニング・PMTC ブラッシング指導
栄養指導・アドバイス
咀嚼筋マッサージ

※ムシバ治療における選択肢の一例ですので、すべてを行うわけではありません。
各治療の詳細は、院内冊子などで情報発信しています。(定期的に更新中)

 

あっぷるいーと吉祥寺歯科のご案内