インプラント
第3の歯(乳歯・永久歯に次ぐ歯)といわれる“インプラント”は、もっとも天然の歯に近い修復方法。
“天然の歯”に近いからしっかりブラッシングやクリニックケアをしないと、インプラントも“歯周病”になります。
この上にクラウン(歯冠部分の白い歯)をかぶせる。
生体親和性に優れるチタンでできているため素材の安全性が高い。
骨とくっつく部分。各メーカーでネジ部分の形態や長さ、骨と同じハイドロキシアパタイトという成分のつけ方が異なる為、患者さんの状態に応じて、もっとも適切なものを選択する事が出来る。
インプラントを埋入する方法は、手術(オペ)の一種です。
とはいえ、10数年前のモノに比べると、簡便な処置で済むため、最短30分でできるものもあります。複数同時であればゆっくり時間を取って行います。
お口の中に固定するために、ただ打つだけでなく、骨とくっつくまで安定した環境になるようにコントロールすることも必要です。
あっぷるいーと吉祥寺歯科の場合
・保険治療レベルの歯周病・噛み合わせ状態の確認・治療を行いつつ、
・インプラントに対する適合レベルを確認する術前検査を行い、
・インプラントを行った後に、正式な「かぶせモノ」を行い、
・定期的なメンテナンスでフォローする。
というステップで、安全性を高めた治療を行っています。
※患者さんの持病(骨粗鬆症や血液疾患)、患部の骨の状態が悪すぎる、など、インプラント治療はできない方もいます。
事前の相談を受けていますので、お気軽にご質問ください。
口内環境検査
インプラントを行う上でリスクとなるもののレベルを計測し、インプラント治療が患者さんにとって有益となるかを事前検査します。
模型検査:歯型をとり計測
CT検査:骨の状態を3次元で計測
簡易骨量・筋肉量検査:骨と筋肉のレベルを計測
咬合検査:噛み当たる方向と強度の確認
歯周病菌培養検査:インプラントが歯周病にかかるリスクを計測
ブラッシングレベル検査:歯磨きができているレベルを計測
唾液機能検査:唾液量や酸‐アルカリレベルを計測
総合的に判断して、「最適・適合・可能・要注意・危険」の5段階評価を行います。
「安定化できるリスク」である場合は、それに伴う治療を行ってから再検査を行います。
検査をもとにしたカウンセリングと治療のステップ解説
現状のままインプラント処置に入れるのか、インプラント処置の前に、しておかなければならない治療があるのか、など、詳細な情報をもとに患者さんと話し合い、最終的な判断をします。
必要に応じて「インプラント埋入方向ガイド装置」を製作します。
インプラント埋入
検査で骨の状態がわかっているため、それに応じたインプラント埋入を行います。骨の状態によって骨を増やす治療を行うこともあります。
レーザーを用いて骨の回復を促す。
術後確認CT(埋入部分のみ・定期的に行うこともあります・安心保障の5年間は何度でも無料です。)
術後感染が無いように、飲み薬やうがい薬をお渡しします。
仮歯をセット(インプラントが骨とくっつくまで一定期間使用します。)
上部構造のセット
インプラントの適合状態がしっかりしたか確認。
型をとり、正式な「かぶせモノ」の製作を始めます。
仮歯をはずし、正式な「かぶせモノ」を入れます。
定期的メンテナンス
噛み合わせの変化、歯周病の状態をメインに口腔全体の状況を確認し整えます。
ブラッシングレベル検査(半年ごと)と埋入部CT検査(1年ごと)も行います。
「5年間」「何度でも」安心保障制度
口内環境が安定している場合、
インプラントは10年〜20年以上もちます。
(稀にインプラントが定着しない場合がありますが、その場合は1〜2年ほどで、「ぐらつき」などの傾向が表れます。その場合はご遠慮なくご相談ください。直ちにご対応致します。また、かぶせモノの故障があった場合も、何度でも保障いたします。)
※5年保障制度の期間中は、年に2回の定期メンテナンスが必須となります。
安全性を高めるために
埋入オペは簡便化されたといっても、感染対策や手術準備は、通常の手術と同じように行います。
オートクレーブ(高圧蒸気滅菌)
2気圧132℃の高圧蒸気で滅菌した器具を使います。
一般処置で使う器具もすべて滅菌しています。
保険 | 自費 | 無料(治療同時施行) | |
---|---|---|---|
検査 | ムシバ検査 | 咬合検査 | 簡易唾液状態検査 |
ブラッシングレベル検査 | 唾液機能検査 | 簡易骨量・筋肉量検査 | |
歯周ポケット検査 | 歯周病菌培養検査 | ― | |
動揺度検査 | 毛髪ミネラル検査 | ― | |
X線パノラマ検査 | CT検査 | ― | |
口内写真検査 | 日和見感染菌培養検査 | ― | |
模型検査 | インプラント術前検査 | ― | |
治療 | ムシバ治療 | 審美歯冠修復 | ブラッシング指導 |
咬合調整 | 自費用欠損歯修復 | 栄養指導・アドバイス | |
スケーリング | クリーニング・PMTC | フェイササイズ指導 | |
ディープスケーリング | 歯列矯正 | 咀嚼筋マッサージ | |
入れ歯・差し歯 | インプラント | 唾液線マッサージ | |
― | 咬合再形成 | ― | |
― | 顎位機能矯正 | ― | |
― | オーラルトリートメント | ― | |
歯冠 | ― | ダイレクトボンディング | ― |
形態 | ― | プレシャスメタル | ― |
修正 | ― | ハイブリッド | ― |
素材 | ― | セラミック | ― |
メンテナンス | 各種検査 | 各種検査 | 各種検査 |
スケーリング | クリーニング・PMTC | ブラッシング指導 | |
ディープスケーリング | オーラルトリートメント | 栄養指導・アドバイス | |
― | ― | 咀嚼筋マッサージ |
※インプラント治療における選択肢ですので、すべてを行うわけではありません。
各治療の詳細は、院内冊子などで情報発信しています。(定期的に更新中)
インプラント治療は保険対象外ですが、他歯の影響を受ける場合、他歯の治療は保険適応の治療が可能です。