150種類ほどの不定愁訴に関連する噛み合わせ治療
証明写真など、撮影をするときに、「顔が曲がっていますよ」と言われたことありませんか?
多くの場合、身体ごと歪んで曲がっています。
このような人は噛み合わせがズレていることで、おきている可能性もあります。
実際に、噛み合わせ治療で改善した全身症状を3つご紹介します。
50代・男性 < 安眠を差し歯で治す >
睡眠外来・マクラ外来にもかよったが、どうしても取れなかった、起床時の重くのしかかる疲れ。 | こんな体勢で寝ることも、“噛み合わせ”や“顎関節”を歪ませる原因になります。 |
まず、噛み合わせを正すことで、身体の症状が改善できるかどうかを確認し、10年ほど前に製作したという臼歯部の銀歯(上下左右16歯ぶん)をすべてはずし、新製する。 | |
仮歯を入れた段階から【 安眠 】。 新たな差し歯に変更してからは、【 起床後も日中も疲れなくなった 】。 |
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銀歯・セラミック等の製作した歯であっても、歳を重ねるごとに【すり減って】きます。 特に【どこで噛むのが多いか】などに応じて、圧力がかかる歯(前後左右)に隔たりが生じ、お口の中、全体でゆがんだ隔たりによって、カラダの骨格・筋肉のバランスもゆがんでしまい、症状となってしまったようです。 |
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50代・女性< 車酔いを部分的なスプリントで治す >
昔からの車酔い。介護ヘルパーとなった今、要介護者の同行として、タクシーで病院まで付き添うのが辛い。 | 昔に比べ車の性能も上がり、揺れも少なくなりましたが、まだ車に酔う人はいます。 |
アゴの動きをつかさどる筋肉をマッサージ。同時に部分的なマウスピース(スプリント)を作り、気分が悪くなったら、はめるようにすすめる。 | |
マウスピースをはめたことで、酔わなくなった。 また、3ヶ月後からは、マウスピース(スプリント)を手に握っているだけでも酔わなくなった。 |
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アゴの動きをつかさどる筋肉が、左右で異なる位置に硬直している問題がありました。 マッサージでほぐし、部分的なマウスピース(スプリント)で定期的にアゴの位置を正し、筋肉を伸ばすことで身体のバランスを整え、アゴの関節(顎関節)のすぐ近くにある、三半規管(体の平衡感覚を保つ)が正常に働ける状態を作りました。 手に持っているだけで・・・というのも、心理的要因だけでなく、使用3ヶ月という期間によって、部分的なマウスピース(スプリント)を持参しているというだけでも、筋肉が正しい位置に戻ろうとする【 身体からの自然な反応 】を誘発したといえます。 |
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40代・女性 < 歯を削って乗馬上達? >
日常生活で違和感は無いのだが、アゴからカクカク音がするのは、危険信号だってテレビで見て来院。 |
21世紀は様々なスポーツ界で噛み合わせが重要視されています。 ボディーバランスを整えることと見た目を美しくすることはイコールの様でいて異なる場合もあるため、慎重な判断をもとに、決定していきましょう。 |
レントゲン写真で、顎関節の骨の形に異常がないのを確認し、噛み合わせをチェック。1歯だけ、噛み合わせ動かしてもらうと、動きを阻害している部分を発見。0.2mmほどの厚みだけ削らせてもらい、様子をみる。2週間後、改善が見られたが、もう少し削る必要があると判断し、再度、0.1mmほど削る。 | |
アゴのカクカクがスムーズになったが、日常生活において何か良くなったという実感はない。ただ、趣味で続けている乗馬で、「右に曲がる」だけが上手にできなかったのに、最初に削ってもらった翌日の乗馬から、驚くほど楽に曲がれるように。 2度目に削った後、更に楽に馬を操れるようになった。 |
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噛み合わせの高さには異常がなく、唯一、1歯の噛み合わせの【 当る所が間違っていた 】 ことが原因であれば、必要量を削って整えることも大切な治療です。 |
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噛み合わせは、歯だけじゃなく、筋肉にも関係するから…
噛み合わせの異常といっても、原因は様々あります。
正しく状態を把握し、もっとも効果的な治療をすることが大切です。
ただ、これらの患者さんを見ても、即効性 があるのが、おわかりになるでしょう。【原因が噛み合わせにある + 筋肉の硬直や骨の変形・癒合が無い】(悪化して数年が経過していないもの)であれば、全身症状は1回〜1ヶ月以内に改善することも可能です。
ただし、必ずお願いしていることがあります。
かみ合わせや骨格の位置は、すべて筋肉やスジによって宙吊りにされ、安定しています。食事をするだけでも25もの筋肉が連動するため、筋肉の改善状態を見ながら、治療前の筋肉の硬直度などに応じて、3週間後・3ヵ月・半年後・1年後のチェックを行い、必要に応じて微調整を行いながら、もっとも理想的な状態に安定させていくことが肝心です。
また、その後の生活においても、噛み合わせを崩さないような習慣を意識していただけるようにも、お願いしています。
原因が歯(噛み合わせや顎関節の動きなど)にない症状であったと判断した場合は、他科の病院で診てもらうようにおすすめしますし、治るには何年もかかってしまう状態の方は、定期的に診察させてもらうことにもなります。他科と合同で治療を行う必要があるモノもあります。気になる症状がある方は、ご相談ください。
保険 | 自費 | 無料(治療同時施行) | |
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検査 | 咬合路確認検査 | 咬合力検査 | 簡易唾液状態検査 |
歯周ポケット検査 | 歯周病菌培養検査 | 簡易骨量・筋肉量検査 | |
動揺度検査 | 唾液機能検査 | ― | |
X線パノラマ検査 | CT検査 | ― | |
口内写真検査 | 日和見感染菌培養検査 | ― | |
模型検査 | ― | ― | |
治療 | 咬合調整 | 咬合再形成 | 咀嚼筋マッサージ |
咬合挙上スプリント | 顎位機能矯正 | 心理カウンセリング | |
小帯手術 | 鍼治療 | ツボ押しマッサージ | |
保険用欠損歯修復 | 自費用欠損歯修復 | ブラッシング指導 | |
スケーリング | 歯槽骨再生手術 | 栄養指導・アドバイス | |
ディープスケーリング | 人工骨移植 | フェイササイズ指導 | |
歯ぎしり用スプリント | スポーツ用スプリント | 唾液線マッサージ | |
― | レーザー照射 | レーザー照射 | |
― | オーラルトリートメント | ― | |
歯冠 | レジン | ダイレクトボンディング | ― |
形態 | ノンプレシャスメタル | プレシャスメタル | ― |
修正 | ― | ハイブリッド | ― |
素材 | ― | セラミック | ― |
メンテナンス | 各種検査 | 各種検査 | 各種検査 |
咬合調整 | 咬合再形成 | 咀嚼筋マッサージ | |
咬合挙上スプリント | 顎位機能矯正 | 心理カウンセリング | |
スケーリング | 鍼治療 | ツボ押しマッサージ |
※噛み合わせ治療における選択肢ですので、すべてを行うわけではありません。
各治療の詳細は、院内冊子などで情報発信しています。(定期的に更新中)
リンク-ドック・プロジェクト
細菌が・異常な力が・成長が・習慣が・全身状態が・・・様々な影響を受ける“ 歯 ”は、ココロやカラダにも影響を及ぼします。健康は自分だけでなく、家族や仕事、生活環境にも影響がでてしまうことだから、原因ともなりえる歯をしっかりコントロールすることが歯科クリニックの重要な役割となります。
「はじめまして」の検査でわかることもあれば、「おひさしぶり」の検査で急な変化を発見することもあります。当然、発見するのは早いほうがいい!
歯科治療は
<歯の1本>から考える【細菌のコントロール】【噛む力のバランス】【自然の美しさの追求】と
<生命・身体・心を支える器官としての口腔>を考える【全身医療】の視点が大切だと思っています。
定期的にチェックすることで、
① データを以前のモノと比較するからこそ、小さな変化を読み取れる。
② 患者さんと多く接するほど「患者さん自身」を知り、どうアドバイスしたらよいかがはっきりするので、リスクの軽減がはかれる。
③ クリニック・コントロールによって健康な歯を長く維持し続けることもできる。
ココロとカラダを考えて、定期的に歯科治療をしていこう、というクリニックコンセプトと、賛同される患者さんとの協同プロジェクトです。